堀野新田村(読み)ほりのしんでんむら

日本歴史地名大系 「堀野新田村」の解説

堀野新田村
ほりのしんでんむら

[現在地名]相良町堀野新田

笠名かさな村の南に位置し、南流するおさ川の左岸に立地する。東は地頭方じとうがた村、西は筬川を境に城東きとう佐倉さくら(現浜岡町)。天文一四年(一五四五)正月二六日の今川義元判物(正林寺文書)に「榛原郡之内新庄地頭方堀野」とある(→地頭方村。江戸時代には地頭方村の新田であった(遠淡海地志)。元和元年(一六一五)三河国岡崎の鈴木市左衛門が当地に来住、堀野の新田開発に着手、翌年伊賀いが八幡宮(現愛知県岡崎市)の分霊を勧請したという(相良町神社誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報