地頭方(読み)じとうがた

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「地頭方」の意味・わかりやすい解説

地頭方
じとうがた

静岡県南部,牧之原市南部の旧村域。駿河湾南西岸にある。 1889年村制施行。 1955年相良町萩間村と合体して相良町となり,2005年榛原町と合体して牧之原市となった。地名は比木ノ荘の地頭領に由来するといわれる。近海漁業野菜栽培などを行なう半農半漁の地。御前崎近く観光地ともなっている。

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世界大百科事典(旧版)内の地頭方の言及

【下地中分】より

…その解決のために,地頭請(うけ)とともに,ややこれにおくれかつ並行して実施されたのが下地中分である。その方法は,争論対象地全体を分割し,それぞれ一方を両者で領有し,相互にこれを侵さないように境界線をひき,地頭方,領家方などと称した。その際田畠・山野などの地目や地形を考慮するのみならず,居住する農民まで二分することもあり,また本来両者の得分(上分)の量に応じて分割するたてまえから,1/3と2/3,2/5と3/5などの不均等分割も少なくなかった。…

※「地頭方」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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