堅利(読み)けんり

精選版 日本国語大辞典 「堅利」の意味・読み・例文・類語

けん‐り【堅利】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) かたくてするどいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「気摧秦楚堅利、言折蘇張縦横」(出典:翰林葫蘆集(1518頃)一三・心月清公禅定門七周忌拈香)
    2. [その他の文献]〔孟子‐公孫丑下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「堅利」の読み・字形・画数・意味

【堅利】けんり

武器が堅く鋭い。〔孟子、公孫丑下〕高からざるに非ざるなり。池深からざるに非ざるなり。兵革堅利ならざるに非ざるなり。米粟多からざるに非ざるなり。委(す)てて之れを去る。是れ地の利は人の和に如(し)かざればなり。

字通「堅」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android