堅白(読み)けんぱく

精選版 日本国語大辞典 「堅白」の意味・読み・例文・類語

けん‐ぱく【堅白】

  1. 〘 名詞 〙
  2. けんぱくどうい(堅白同異)」の略。〔史記平原君
  3. 別のもの、または、異質のものと判断すること。
    1. [初出の実例]「青史氏亦共能張大斯道之、若三教然乎否。可堅白乎否」(出典:翁の文(1746)序)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「堅白」の読み・字形・画数・意味

【堅白】けんぱく

白石には堅石・白石の二実体があるという弁的な論理学。〔荘子、徳充符〕今、子(し)(恵子)は子の(こころ)を外にし、子のを勞して、樹に倚(よ)りて吟じ、槁梧(机)に據りて瞑(めい)す。天、子の形を(ととの)へたるに、子は堅白を以て鳴る。

字通「堅」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android