堪り兼ねる(読み)タマリカネル

デジタル大辞泉 「堪り兼ねる」の意味・読み・例文・類語

たまり‐か・ねる【堪り兼ねる】

[動ナ下一][文]たまりか・ぬ[ナ下二]がまんしきれなくなる。こらえきれない。「寂しさに―・ねて泣きだす」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「堪り兼ねる」の意味・読み・例文・類語

たまり‐か・ねる【堪兼】

  1. 〘 自動詞 ナ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]たまりか・ぬ 〘 自動詞 ナ行下二段活用 〙 その場の勢力忍耐を維持することが困難になる。こらえきれなくなる。がまんしきれなくなる。
    1. [初出の実例]「義就京都にたまりかねて伊賀の国へ下向あり」(出典:応仁別記(15C末か))
    2. 「お島は耐(タマ)りかねて訊ねると」(出典多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む