堺川古戦場(読み)さかいがわこせんじよう

日本歴史地名大系 「堺川古戦場」の解説

堺川古戦場
さかいがわこせんじよう

[現在地名]富士見町神戸

御射山神戸みさやまごうど村の堺川を中心とした、戦国時代における諏訪氏と武田氏との古戦場。堺川は御射山神戸の南方を流れる小河川である。戦場となった場所は、甲州道中から入笠にゆうかさ山の山腹に上った所で、鎌倉かまくら街道とされる道筋にあたる。神使御頭之日記の享禄元年(一五二八)の条に、

<資料は省略されています>

とあり、同書の天文四年(一五三五)九月一八日の条に、武田信虎と碧雲斎(諏訪頼満)が堺川北岸に参会し、神長守矢氏が諏訪社上社の宝鈴を鳴らし和睦している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android