塩坪西遺跡(読み)しおつぼにしいせき

日本歴史地名大系 「塩坪西遺跡」の解説

塩坪西遺跡
しおつぼにしいせき

[現在地名]淡路町岩屋

標高四〇―七〇メートルの東西に延びる狭い尾根上にある。弥生時代後期後半の集落跡。平成四年(一九九二)・同五年に発掘調査が行われた。遺構円形・方形竪穴住居跡一三棟、土壙・溝などがある。円形・方形竪穴住居跡は四本柱、長方形竪穴住居跡は二本柱で構成されている。土壙には炭や焼土が残るものがあり、烽火跡と想定されている。出土遺物には縄文時代後期末―晩期の河内地方産の土器ミニチュア土器を含む弥生後期の土器、大型鉄鏃三点などがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android