最新 地学事典 「塩素同位体」の解説
えんそどういたい
塩素同位体
isotopes of chlorine
塩素には,安定同位体の35Cl(75.77%)と37Cl(24.23%),放射性同位体の36Cl(半減期30万1,000年)がある。安定同位体比(37Cl/35Cl)は,標準平均海水からの偏差(δ37Cl)で表される。他の軽元素よりも変動幅は小さいが,地下水中では塩素の起源推定や低透水層での拡散評価などに用いられる。放射性同位体比(36Cl/Cl)は,自然界では10−15~10−11程度であり,10万~100万年程度の地下水年代測定や塩水の起源推定などに利用される。
執筆者:戸崎 裕貴
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

