境を隔つ(読み)さかいをへだつ

精選版 日本国語大辞典 「境を隔つ」の意味・読み・例文・類語

さかい【境】 を 隔(へだ)

① この世を去って、あの世に行く。
今昔(1120頃か)三「我は只今、滅度を取るべし、永く此の界(さかひ)を隔ててむとす」
② 住む場所が遠く離れる。
平家(13C前)二「漢家蘇武は書を鴈の翅に付て旧里へ送り、本朝の康頼は浪のたよりに歌を故郷に伝ふ〈略〉さかひをへだて、世々はかはれども」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android