増上(読み)ゾウジョウ

デジタル大辞泉 「増上」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐じょう〔‐ジヤウ〕【増上】

仏語。力が加わり増大して、強大であること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「増上」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐じょう‥ジャウ【増上】

  1. 〘 名詞 〙 ( [梵語] aupacayika, adhipatitva などの意訳 ) 仏語。力が加わること。強大になること。すぐれていること。
    1. [初出の実例]「応当勧励諸学人等上レ増上戒定智慧」(出典往生要集(984‐985)大文一〇)
    2. [その他の文献]〔大乗義章‐三本〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android