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大乗義章 だいじょうぎしょうDa-cheng yi-zhang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大乗義章
だいじょうぎしょう
Da-cheng yi-zhang

中国,隋の浄影寺 (じょうようじ) の慧遠が選述した仏教各派の教義綱目の解釈書。 20巻。構成は,教聚,義聚,染聚,浄聚,雑聚の5つに分れており,さらに細かく分けて解釈している。仏教学者の宝典として広く読まれている。

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デジタル大辞泉の解説

だいじょうぎしょう〔ダイジョウギシヤウ〕【大乗義章】

中国隋代の仏教書。20巻。慧遠(えおん)著。成立年未詳。仏教教理を5部に分け、大乗小乗にわたって教義を説いたもの。仏教の百科事典的性格をもつ。

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大辞林 第三版の解説

だいじょうぎしょう【大乗義章】

中国、隋代の仏教辞典。二〇巻。浄影寺じようようじの慧遠えおんの著。仏教百科の概論ともいうべきもので、教・義・染・浄・雑に分類、さらに細分して大乗・小乗にわたり教義を説明する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大乗義章
だいじょうぎしょう

中国、南北朝から隋(ずい)にかけて活躍した浄影寺慧遠(じょうようじえおん)(523~592)の主著。26巻。この時代には『大乗義』あるいは『大乗義章』と名づけられる書物が輩出したが、慧遠のものは師の法上(ほうじょう)(495―580)が著した同名の書物に直接準拠していると考えられる。そして慧遠の他の多くの著作のなかで本書について言及しているので、早い時期に著されたとみられる。本書は、〔1〕教聚(きょうじゅ)、〔2〕義法(ぎほう)聚、〔3〕染法(ぜんぽう)聚、〔4〕浄法(じょうほう)聚、〔5〕雑法(ぞうぼう)聚の五聚よりなるが、現存本では最後の雑法聚が欠けている。全部で222のテーマ(義)を取り上げているが、慧遠独特の思想は、義法聚のなかの仏性義(ぶっしょうぎ)、二諦(にたい)義、八識(はっしき)義、浄法聚に所収される涅槃(ねはん)義などにみいだされる。その内容は『大乗涅槃経』と『大乗起信論(きしんろん)』が2本の柱となっており、「仏性縁起(ぶっしょうえんぎ)」を主張する。本書は慧遠の没後、弟子たちによって中国の南北にもたらされ、吉蔵(きちぞう)の三論学、智儼(ちごん)の華厳(けごん)学、基(き)(窺基(きき))の唯識(ゆいしき)学などに大きな影響を与えた。[吉津宜英]

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