増田宿(読み)ますだしゆく

日本歴史地名大系 「増田宿」の解説

増田宿
ますだしゆく

[現在地名]名取市増田一―五丁目

仙台城下と岩沼宿との間にある奥州街道の宿。伊達政宗による仙台築城に伴い、西方丘陵沿いを通っていた奥州街道が東に付替えられると増田に駅が置かれた。設置の時期は仙台城下長町ながまち同様、慶長一七年(一六一二)と推定され、一月に五〇〇疋六〇〇文の伝馬を継立てたという(元和九年「長町検断肝入連署申上状写」貞山公治家記録引証記)。慶安三年(一六五〇)町場の整備が行われ、このため大塚明神社の鎮座していた大塚、神明塚明神社の鎮座していた神明塚などが切崩され、整地された(封内風土記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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