日本歴史地名大系 「岩沼宿」の解説 岩沼宿いわぬましゆく 宮城県:岩沼市岩沼郷岩沼宿[現在地名]岩沼市中央一―四丁目・本町奥州街道の宿駅。当宿で江戸浜街道が奥州街道から分岐する。仙台城下北目(きため)町から四里二六町余の距離にあり、城下に出入りする旅人にはころあいの宿であった。増田(ますだ)宿(現名取市)からは一里二九町二六間、槻木(つきのき)宿(現柴田郡柴田町)までは一里二五町四〇間。江戸浜街道は阿武隈川を藤場(ふじば)で渡り、亘理(わたり)宿(現亘理郡亘理町)まで二里一九町四〇間。寛政元年(一七八九)の賃銭は増田からは本馬七一文・軽尻四七文、槻木までは本馬六八文・軽尻四五文、亘理までは本馬一〇六文・軽尻七一文(「宿場定」四冊留)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by