増館村（読み）ますだてむら

日本歴史地名大系

増館村
ますだてむら

• 青森県：南津軽郡
• 浪岡町
• 増館村

[現在地名]浪岡町増館

羽州街道に沿い、北東は下十川（しもとがわ）村、西は水木（みずき）村（現常盤村）に接する。

正保二年（一六四五）の津軽知行高之帳の田舎（いなか）郡の新田に高三八七・五三石とある。天和四年（一六八四）の書上帳に家数三三、うち二二軒本村屋敷、一軒裏屋、九軒支村屋敷、一軒同裏屋とある。貞享四年（一六八七）の検地帳に村高八九八・四三七石、うち田方七〇町四反三畝一四歩、八〇一・七二五石、畑方一九町一反三畝六歩、九六・七一二石、観音堂地一畝六歩があった。元禄三年（一六九〇）には増館組に属し、村位は上（平山日記）。天保五年（一八三四）の郷村帳によれば、寛政七年（一七九五）に一八一・二石、文化五年（一八〇八）に九三石の新田高が書上げられている。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」