デジタル大辞泉 「水木」の意味・読み・例文・類語 みず‐き〔みづ‐〕【水木】 ミズキ科の落葉高木。山地に自生し、枝を横に伸ばす。葉は互生し、広楕円形で裏面はやや白い。5月ごろ、白い小花を散房状に密生してつけ、黒い実を結ぶ。根から水を吸い上げる力が強く、春には多量の水を含む。材は白く、こけしや盆・箸などに用いる。ミズキ科の双子葉植物は主に温帯に分布し、サンシュユ・ウリノキなども含まれる。くるまみずき。《季 花=夏 実=秋》「―咲き枝先にすぐ夕蛙/澄雄」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「水木」の意味・読み・例文・類語 みず‐きみづ‥【水木】 〘 名詞 〙① ミズキ科の落葉高木。各地の山地に生える。高さ一〇メートル、径六〇センチメートルに達する。枝は車輪状につき、若いものは紅色を帯びる。葉は長柄をもち広楕円形で裏面に葉脈が隆起している。初夏、枝端に白い小さな四弁花が群がって咲く。果実は径約五ミリメートルの球形で紫黒色に熟す。材は柔らかく細工物や彫刻用にされる。早春、樹幹に多量の水を含むところからいう。漢名、灯台木。はしかのき。だんごのき。▼みずきの花《 季語・夏 》[初出の実例]「をのつから水生木の水木かな〈方格〉」(出典:俳諧・桜川(1674)秋二)② 植物「たまみずき(玉水木)」の異名。[初出の実例]「ミヅキ たまみづき 女真」(出典:物品識名(1809)) すい‐ぼく【水木】 〘 名詞 〙 水と木。水とたきぎ。薪水(しんすい)。また、たきぎを取り、水をくむ仕事。[初出の実例]「この所の景趣は、海あり、山あり、水木便あり」(出典:海道記(1223頃)鎌倉遊覧)「おなじ国のせき川と申す所ぞ水木(スヰボク)のたよりあり」(出典:仮名草子・七人比丘尼(1635)上) みずきみづき【水木】 [ 一 ] 姓氏の一つ。[ 二 ] 日本舞踊の一流派の屋号の一つ。元祿期(一六八八‐一七〇四)の歌舞伎役者、初世水木辰之助(たつのすけ)が祖。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
動植物名よみかた辞典 普及版 「水木」の解説 水木 (ミズキ・ミズノキ) 学名:Cornus controversa植物。ミズキ科の落葉高木,園芸植物 水木 (ミズキ) 植物。マンサク科の落葉低木,園芸植物。ヒュウガミズキの別称 水木 (ミズキ) 植物。マンサク科の落葉低木,園芸植物。トサミズキの別称 水木 (ミズノキ) 植物。バラ科の落葉高木,薬用植物。ウワミズザクラの別称 水木 (ミズノキ) 植物。カバノキ科の落葉高木。ミズメの別称 水木 (ミズノキ) 植物。カツラの別称 出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報 Sponserd by