墨入(読み)すみいれ

精選版 日本国語大辞典 「墨入」の意味・読み・例文・類語

すみ‐いれ【墨入】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 大工、石工などが直線を引くために墨を入れて用いたつぼ。すみつぼ。〔和英語林集成(初版)(1867)〕
  3. 風雨にさらされて読みにくくなった高札などに墨を入れて文字を復元すること。
    1. [初出の実例]「御高札場、高さ二間、長さ三間三尺五寸、横巾七尺、但し当宿加宿反之町境に御座候、普請の儀領主普請に御座候、御高札墨入等領主にて御座候」(出典:下諏訪宿明細帳‐享和元年(1801))
  4. 製図やイラストなどで、鉛筆で書いた下図に、墨や黒インクを入れて仕上げること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む