墨直(読み)すみなおし

精選版 日本国語大辞典 「墨直」の意味・読み・例文・類語

すみ‐なおし‥なほし【墨直】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 陰暦三月一二日に、京都東山の双林寺にある松尾芭蕉業績を記した碑の文字に墨を入れる行事蕉門各務支考が宝永八年(一七一一)に始め、支考門の美濃派俳人が継承した。
    1. [初出の実例]「散ればこそ桜を雪に墨なをし〈吾仲〉」(出典:俳諧・東山墨なをし(1711))
  3. 一般に、碑面にさした墨が風雨などであせたのを、あらたに墨を入れてなおすこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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