声触(読み)こえぶれ

精選版 日本国語大辞典 「声触」の意味・読み・例文・類語

こえ‐ぶれ こゑ‥【声触】

〘名〙 江戸時代歌舞伎で、一座立役者音声をいためた時、開幕前に頭取が客にそのことわりを告げ、挨拶(あいさつ)すること。
※滑稽本・狂言田舎操(1811)上「太夫風邪の折ふしなどあらためて演説するは其太夫より祝儀音物あるよし。これを声ぶれといふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android