デジタル大辞泉 「立役者」の意味・読み・例文・類語 たて‐やくしゃ【立役者】 1 芝居の一座で中心になる役者。立者たてもの。立役。2 物事の中心となって重要な役割を果たす人。「軍縮会議の立役者」[類語]名優・千両役者・スター・花形・大立者・俳優・座頭ざがしら・星・ヒーロー・ヒロイン・アイドル・カリスマ・一枚看板・人気者・売れっ子・はやりっ子・寵児・役者・タレント・芸人・演者・女優・男優・女形・性格俳優・喜劇俳優・大部屋俳優・大根・大根役者・二枚目・三枚目 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「立役者」の意味・読み・例文・類語 たて‐やくしゃ【立役者】 〘 名詞 〙① 芝居で一座の中心となる重要な役者。立役。立者(たてもの)。[初出の実例]「立役者かうべに花を戴て〈西鬼〉 京からくだる梅の一枝〈如見〉」(出典:俳諧・天満千句(1676))② 中心になって活躍する重要な人物。立者。[初出の実例]「民主化同盟の立役者だった秋男もほとんど何もしゃべらず」(出典:ノリソダ騒動記(1952‐53)〈杉浦明平〉七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「立役者」の意味・わかりやすい解説 立役者たてやくしゃ 演劇用語。一座で主要な役を演ずるほどの俳優をいう。歌舞伎(かぶき)の場合、古くは名題(なだい)役者のことを「立者(たてもの)」といい、そのうち一座を統率する座頭(ざがしら)をはじめ、立女方(たておやま)、書出し、中軸(なかじく)などの幹部俳優をとくに「大立者」とよんだ。今日、立役者または大立者といえば、むしろ一般語で、物事の主人公を意味する語になっている。[松井俊諭] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例