壱岐鬼凧(読み)いきおんだこ(いしゅうおんだこ)

事典 日本の地域ブランド・名産品 「壱岐鬼凧」の解説

壱岐鬼凧(壱州鬼凧)[人形・玩具]
いきおんだこ(いしゅうおんだこ)

九州・沖縄地方、長崎県地域ブランド。
壱岐市で製作されている。壱岐には百合若大臣による鬼退治の伝説がある。その伝説とは、百合若大臣悪事を重ねた鬼の大将の首を斬ったところ、その首は天高く舞い上がり、再び舞いおりてきて百合若大臣の兜に噛みつき、そのまま果ててしまったというもの。伝説そのままに鬼が兜に食らいついた姿を描いた凧が、壱岐鬼凧である。凧をあげると、うなる音が鳴り響く。長崎県伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「壱岐鬼凧」の解説

壱岐鬼凧

長崎県、壱岐地方の郷土玩具。地域の伝説である百合若大臣の鬼退治の場面をかたどった凧。揚げると唸り音がする。「壱州鬼凧(いしゅうおんだこ)」ともいう。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む