壱岐市(読み)いき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「壱岐市」の解説

壱岐〔市〕
いき

長崎県北部,玄界灘に浮かぶ壱岐全域を占める市。 2004年芦辺町,石田町,勝本町,郷ノ浦町の4町が合体して発足。県の出先機関などが集中する郷ノ浦が行政の中心。主産業は農業,漁業と観光業。温暖な気候に恵まれて米,ミカンやメロンなどの果物,野菜,タバコ,ニンニクなどを産する。畜産も盛んで良質の壱岐牛が有名。好漁場が近く,一本釣り,延縄定置網などによりイカやブリ,アジ,イワシ,カマスなどが多くとれる。ウニやするめ煮干しなど海産物の加工品を特産。海岸地帯はほぼ全域が壱岐対馬国定公園に属し,多くの海水浴場や景勝地があり,西部海岸沿いの湯ノ本温泉などがおもなレジャー・観光地となっている。また,古くから大陸との交通の要地にあたっていたため,数多くの史跡,遺跡があり,特に弥生時代の遺跡で国指定特別史跡の原の辻遺跡や「鬼の岩屋」と呼ばれる古墳に代表される中部地域の古墳群,国分寺跡がよく知られる。国の重要無形民俗文化財の壱岐神楽を伝える。壱岐島の北-南-東南を国道 382号線が通る。壱岐島東南部に壱岐空港があり,長崎と結ばれている。郷ノ浦港博多港 (福岡県福岡市) ,厳原港 (長崎県対馬市) ,印通寺港呼子港 (佐賀県唐津市) ,芦辺浦港と厳原港,博多港を結ぶ航路がある。面積 139.42km2。人口 2万7103(2015)。

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