売価還元法(読み)ばいかかんげんほう(その他表記)selling price method

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「売価還元法」の意味・わかりやすい解説

売価還元法
ばいかかんげんほう
selling price method

小売棚卸法,売価棚卸法ともいう。棚卸資産の評価方法の一つ。企業会計上棚卸資産の評価方法として個別法,先入先出法,後入先出法,平均原価法などがあるが,取扱品種がきわめて多い小売業,卸売業あるいは製品,部品の品目数が膨大な製造業においては,1品目ごとの単位原価をもって棚卸資産を評価することが困難な場合がある。このような企業では棚卸資産をグループ化して売価合計額から取得原価を逆に概算する方法がとられる。これを売価還元法という。このとき商品の形状,性質,等級別分類といった自然的分類によらず,異種商品であっても値入率や回転率に類似性があればこれをグループ化し,期末の商品売価合計額に原価率,すなわち (期首繰越商品原価+当期仕入商品原価) ÷ (期首繰越商品小売価額+当期仕入商品原価+値入額) を乗じて期末商品有高を算定する。

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