後入先出法(読み)あといれさきだしほう

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

後入先出法

在庫の評価方法のひとつで、後に仕入れたものを先に出庫する方法。仕入れの価格が変動する場合、先入れ先出しとは在庫評価が変わる。また、プログラムでは、格納されたデータを最後に格納したものから処理する方式のこと。スタックでこの処理方式が採用されている。

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デジタル大辞泉の解説

あといれさきだし‐ほう〔‐ハフ〕【後入先出法】

last-in, first-out method
棚卸資産の評価方法の一。最も新しく取得されたものから払い出しが行われ、期末棚卸品は最も古く取得されたものからなるとみなして価額を算定する方法。国際会計基準(IAS)では認められていないことから、日本でも会計基準が改正され、平成22年度(2010)4月以降、棚卸資産の評価に適用できなくなった。LIFO(ライフォ)。→先入先出法1
コンピュータープログラミングのスタックと呼ばれるデータ構造で、最後に格納したデータが最初に取り出される方式。LIFO(ライフォ)。→先入先出法2

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人材マネジメント用語集の解説

後入先出法

・後入先出法
・LIFO last-in, first-out
・商品、製品、原材料、仕掛品等の棚卸資産の評価、原価計算の方法の1つ。
・後から仕入れた物や製造の時期が新しい棚卸資産から順次払い出されたと想定して、棚卸資産の評価や原価計算を行う方法である。
・物価上昇時期において後入先出法を用いると、後に購入している高いものを先に払い出すため、利益が低く計上されることになると同時に、原価の安いものが棚卸資産として残るため期末の評価額も低くなる。

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流通用語辞典の解説

後入先出法

棚卸資産の評価方法の一つ。製品を出荷したり、原材料を消費したりする場合、後から入ったものから出していったと仮定して棚卸資産を評価する。たとえば、3月1日に100円の商品を10個、3月10日に同じ商品を120円で20個仕入れたとする。3月20日にその商品が25個売れたとすると、月末の在庫は100円の商品が5個残ったことになる。この後入先出法は、インフレ傾向が強い時には堅実な棚卸資産の評価方法となる。また、逆の評価方法を先入先出法という。

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大辞林 第三版の解説

あといれさきだしほう【後入先出法】

棚卸資産の評価方法の一。商品は最近の仕入から順に払い出されるものとして、仕入金額の期末在庫を計上する方法。買入逆法。 → 先入先出法移動平均法
コンピューターにおいて、後に格納したデータを先に取り出す手法。スタックとよばれるデータ構造を実現する。 → スタック

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

後入先出法
あといれさきだしほう
last-in first-out method

商品や製品などの棚卸資産の売上単価または消費単価,すなわち払出単価を計算し,同時に期末の棚卸資産評価額を計算する方法の一つ。先入先出法とは反対に,あとから取得したものから先に払出されると仮定して払出単価を計算する。したがって期末の価額は古い受入れ分の原価により評価されることになる。たとえば 1000円,1200円,1400円で1個ずつ仕入れた商品が当該期間中に2個売れたとすると,払出単価は 1200円と 1400円で計算され,期末在庫分は 1000円で評価される。払出しの都度適用する場合をその都度後入先出法,月ごとに適用する場合を月別後入先出法,一会計期間の総体を一括して適用する場合を期別後入先出法と呼ぶ。インフレーション期にはこの方法を適用することにより,売上原価を最近の時価で計算することによって貨幣価値の下落による利益をある程度排除できるが,期末の棚卸資産価額はその資産の期末時価とかけ離れたものとなる。

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精選版 日本国語大辞典の解説

あといれさきだし‐ほう ‥ハフ【後入先出法】

〘名〙 (last-in first-out method の訳語) 棚卸し資産の評価方法の一つ。後から仕入れた商品が先に払い出されると仮定して払い出し品の単価を計算する方法。⇔先入れ先出し法

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