壺下村(読み)つぼおろしむら

日本歴史地名大系 「壺下村」の解説

壺下村
つぼおろしむら

[現在地名]猪苗代町壺楊つぼよう

関脇せきわき村の南にあり、西は猪苗代湖に面し、東は川桁かわげた山地が連なる。川東組に属した。二本松街道が通り、同街道の関所・駅所として木戸門や掟条目の制札が置かれていた(新編会津風土記)。村名の由来については次のような説がある。当地一帯では各々の家で水の湧くところに石で壺の形をした集水場を造り飲用水・井戸・流し場・洗い場に利用していた。この壺の形をした石積みの集水場が山の下に多くみられたので村名になったというものである。また村の東方に板屋原いたやはらという地名が残り、俗に板屋千軒いたやせんげんとよばれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む