壺鐙(読み)ツボアブミ

デジタル大辞泉 「壺鐙」の意味・読み・例文・類語

つぼ‐あぶみ【××鐙】

壺を横にした形で、その中に足先を入れる唐様鞍具に用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「壺鐙」の意味・読み・例文・類語

つぼ‐あぶみ【壺鐙】

  1. 〘 名詞 〙 馬具の鐙の一種輪鐙(わあぶみ)より乗りやすいように踏みかける爪先の部分全体を覆ったもの。唐様の鞍具に用いる。古墳時代後期(六世紀)以降にかけて盛行し、木・鉄・銅・金銅製。正倉院宝物の壺鐙はその代表的なもの。〔餝抄(1238頃)〕
    1. 壺鐙
      壺鐙

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百科事典マイペディア 「壺鐙」の意味・わかりやすい解説

壺鐙【つぼあぶみ】

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世界大百科事典(旧版)内の壺鐙の言及

【鐙】より

…馬に乗る者が足をかけて身体の安定を保つためのもので,〈あしふみ〉からきた名称。足を掛ける部分を輪につくった輪あぶみと,足先の覆いをつけた壺あぶみとがある。輪の上端に方孔か環をつくって,革または鎖の鐙靼(みずお)をつけ,鐙靼の上端につけてある鉸具(かこ)によって鞍の居木にとおした力革(ちからがわ)に掛けてつるす。…

※「壺鐙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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