変法自彊運動(読み)へんぽうじきょううんどう(英語表記)Bian-fazi-qiang yun-dong; Pien-fa-tzü-chiang yün-tung

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「変法自彊運動」の意味・わかりやすい解説

変法自彊運動
へんぽうじきょううんどう
Bian-fazi-qiang yun-dong; Pien-fa-tzü-chiang yün-tung

中国,清末の立憲君主制を目指した政治改革運動。日清戦争後,康有為梁啓超らによって推進され,日本の明治維新にならって憲法制定,国会開設,商工業奨励などを唱えた。光緒 24 (1898) 年には光緒帝のもとに戊戌 (ぼじゅつ) の変法を実施したが,西太后クーデターで失敗し,康,梁は亡命。 20世紀になると憲法制定,国会開設を目指す立憲運動が展開されたが,清朝打倒,共和国樹立を目指す孫文らの革命運動が活発となっていった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android