夏枯草(読み)カコソウ

デジタル大辞泉 「夏枯草」の意味・読み・例文・類語

かこ‐そう〔‐サウ〕【夏枯草】

ウツボグサ別名。また、その枯れた花穂漢方で、抗炎症・利尿薬とする。

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精選版 日本国語大辞典 「夏枯草」の意味・読み・例文・類語

かこ‐そう‥サウ【夏枯草】

  1. 〘 名詞 〙 植物うつぼぐさ(靫草)」の古名。〔和漢三才図会(1712)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「夏枯草」の意味・わかりやすい解説

夏枯草
かごそう

ウツボグサの枯れた花穂を集めたものの漢方での呼称

[編集部]

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動植物名よみかた辞典 普及版 「夏枯草」の解説

夏枯草 (ウツボグサ・カコソウ;カゴソウ)

学名Prunella vulgaris subsp.asiatica
植物。シソ科の多年草,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の夏枯草の言及

【ウツボグサ】より

…花の基部には扁心形の苞がある。夏に花穂が枯れると黒くなるところから夏枯草(かこそう)という名があり,果穂を漢方で夏枯草とよび陰干しにして煎じて利尿剤として用いられる。また血圧降下作用がある。…

※「夏枯草」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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