夏梨子村
なつなしむら
[現在地名]白河市早稲田・八幡山・ハイ坂・入道坂・新夏梨・金神山・亀石・夏梨前・梨木平・夏梨・裏山・上野原・屋敷添・前山・下座場・御器洗・三ッ峯・南菖蒲沢・新道・火打石
白河城下の南東方約二キロ、社川の支流藤野川上流部南岸丘陵に位置する。白河城下の東側から下野国に至る通称黒羽街道に沿う。夏梨とも記される。集落は西側に迫る山際にあり、東と北側に水田が広がる。寛文一二年(一六七二)写の六郡絵図(須賀川市立博物館蔵)には「郷渡之内夏梨子村」と記され、江戸時代初期には郷渡村の一部であった。享保二年(一七一七)の白河藩領分高免付(二瓶家文書)では高一三八石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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