夏沸瘡(読み)なつぶし

精選版 日本国語大辞典 「夏沸瘡」の意味・読み・例文・類語

なつ‐ぶし【夏沸瘡】

〘名〙 夏に、子どもの頭にできたあせもなどが化膿して頭瘡になったもの。夏ぼし。夏むし。《季・夏》
※俳諧・犬子集(1633)三「夏ふしの出くるは竹の子供かな〈成安〉」

なつ‐ぼし【夏沸瘡】

〘名〙 =なつぶし(夏沸瘡)《季・夏》 〔俳諧・俳諧歳時記栞草(1851)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「夏沸瘡」の意味・読み・例文・類語

なつ‐ぶし【夏沸瘡】

夏、あせもが化膿して、子供の頭に発するできもの。なつぼし。なつむし。 夏》

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