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あせも

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百科事典マイペディアの解説

あせも

汗疹性湿疹の俗称。一般にの刺激による湿疹様変化をさす。汗口や汗腺が角質などでとざされ,汗が皮膚内にたまり,多くは紅色の小水疱(汗疹)を生じる。やがて,び漫性に発赤,かゆみを訴え,湿疹状態となる。

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世界大百科事典 第2版の解説

あせも【prickly sweat】

汗のために皮膚に発生する小さい吹出物で,医学的には汗疹miliariaという。汗を分泌する汗腺には,エクリン腺アポクリン腺の2種類があり,ふつうの汗はエクリン腺から分泌されるものである。エクリン腺は,全身の皮膚に200万~400万個存在するといわれている。皮膚内で真皮の深い部分に存在するエクリン腺から分泌された汗は,汗管という管を通り,汗口から皮膚表面に排泄される。しかし,なにかの原因で汗口や汗管が閉塞されると,汗が汗管内に貯留し,その内圧のため汗管壁が破れて表皮あるいは真皮に汗がしみ出て,あせもができる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

あせも
あせも

汗疹」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

あせも
あせも

汗疹(かんしん)または汗疹性湿疹の俗称。高温多湿が誘因となって生ずる。乳幼児、太っている人、高熱を発する人などにおこりやすく、また冬でも厚着をしすぎる人、厨房(ちゅうぼう)など高熱になる環境で働く人や多汗症の人にもみられる。好発部位は躯幹(くかん)の背面、側面、および腹帯やベルトなどで摩擦される部位、四肢屈面の間擦部などである。乳児では、頭、顔、頸部(けいぶ)のような発汗の多い部位に好発する。発汗時に汗が汗孔から出きれなくなり、表皮の汗管中に残って小さな水ぶくれ(水疱(すいほう))をつくるのが汗疹で、水晶様汗疹、紅色汗疹(こうしょくかんしん)などと区別する。ついに汗管が破れると、不快で、いらだたしい刺すようなかゆみを訴え、かくとかゆみはますます増強するような湿疹となり、汗疹性湿疹と呼ばれる。皮膚面に広がると無汗状態となり、その結果、体温の調節ができなくなって、発熱などの全身症状が現れる。最初、アワ粒のような赤いぼつぼつ(丘疹)として現れ、まもなく赤い輪で取り囲まれた小水疱となる。多数密に生ずる。かゆみのために掻(か)いて、化膿(かのう)菌の感染を受けると俗にいう「あせものより」をつくって、指頭大までの大きさに赤く盛り上がることがある。
 あせもの軽いものは、汗をよくふきとって少量のベビーパウダーを使うだけで治る。重症の場合は、抗生物質を含んだ副腎(ふくじん)皮質ホルモン剤クリームを用いる。あせもは治療よりも予防がたいせつで、厚着をさせすぎて汗をかかせないよう注意する。乳児では頸部の後ろ(うなじ)の部分に汗をかきやすいので、水枕(みずまくら)を当ててやるとか、ときどき清拭(せいしき)・洗浄して少量のベビーパウダーを用いるなどの注意が有効である。[伊崎正勝・伊崎誠一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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