夐然(読み)けいぜん

精選版 日本国語大辞典 「夐然」の意味・読み・例文・類語

けい‐ぜん【夐然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 はるかなさま。下に打消を伴って、全く、少しも、の意に用いることもある。
    1. [初出の実例]「聖人所謂知者、与後儒所謂知者亦夐然不同」(出典語孟字義(1705)上)
    2. [その他の文献]〔王維‐送秘書晁監還日本詩序〕

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普及版 字通 「夐然」の読み・字形・画数・意味

【夐然】けいぜん

はるかなさま。唐・王維〔秘書晁監(阿倍仲麻呂)の日本国に還るを送る詩の序〕夐然として鳥き、鯨魚浪を(ふ)けば、則ち里倒回す。

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