夕上(読み)ゆうあがり

精選版 日本国語大辞典 「夕上」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐あがりゆふ‥【夕上】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 漁師のとってきた魚などが、その日の夕方市場に上がること。また、その魚。
    1. [初出の実例]「肴は宮の夕あがりを荷ひつれ、八百屋に二月の瓜をならぶれば」(出典:俳諧・鶉衣(1727‐79)前)
  3. 夕方になって晴れてくること。
    1. [初出の実例]「此頃中(うち)の曇続きの天(そら)は、今日希(めづらし)くも夕霽(ユフアガリ)がした」(出典恋慕ながし(1898)〈小栗風葉一二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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