外リンパ(読み)ガイリンパ

デジタル大辞泉 「外リンパ」の意味・読み・例文・類語

がい‐リンパ〔グワイ‐〕【外リンパ】

リンパ管系以外の所にある組織液。特に、内耳骨迷路膜迷路との間にある液。→内リンパリンパ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「外リンパ」の意味・読み・例文・類語

がい‐リンパグヮイ‥【外リンパ】

  1. 〘 名詞 〙 ( リンパは[ラテン語] lympha ) 脊椎動物の内耳にある骨迷路と膜迷路との間を満たすリンパ。膜迷路の内部にある内リンパに対していう。音の振動を伝える働きをする。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の外リンパの言及

【聴覚】より

…蝸牛は内耳の一部をなすが,そのほかに聴覚に関係するのは,動物が水中から陸上に上がった際に獲得した中耳と,集音のための外耳である。空気中を伝わってきた音波は,外耳で集められ,中耳の鼓膜とこれに続く耳小骨連鎖(哺乳類では,つち骨,きぬた骨,あぶみ骨という3個の耳小骨が関節をつくり,音波の伝播(でんぱ)の能率を高めている)により液体(外リンパ)で満たされた蝸牛へ送り込まれるのである。この機構はH.L.F.vonヘルムホルツにより1863年に明らかにされた。…

※「外リンパ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android