外務卿(読み)ガイムキョウ

デジタル大辞泉 「外務卿」の意味・読み・例文・類語

がいむ‐きょう〔グワイムキヤウ〕【外務×卿】

明治2~18年(1869~85)の太政官制における外務省長官。今の外務大臣に相当。

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精選版 日本国語大辞典 「外務卿」の意味・読み・例文・類語

がいむ‐きょうグヮイムキャウ【外務卿】

  1. 〘 名詞 〙 明治二年(一八六九)の職員令によって定められた外務省の長官。同一八年の官制改革によってこの名称は廃止された。現在の外務大臣にあたる。
    1. [初出の実例]「五年壬申の春、前由に拠りて外務卿連署照会を繕就し」(出典:副島大使適清概略(1873)〈鄭永寧〉)

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世界大百科事典(旧版)内の外務卿の言及

【外務省】より

…外務省の前身の機関としては,1868年1月9日設置の外国事務取調掛をはじめ,次に外国事務課,外国事務局,外国官の順に設置後改廃されていた。長官の名称も,68年の外国事務総裁(初代は嘉彰親王)から外国官知事(初代は伊達宗城)に変わり,のち外務卿となる。外務省は創立の際,現在の東京都中央区築地にあったが,70年12月,千代田区霞が関の民部省跡(福岡藩主黒田邸跡)の現在の地に移った。…

※「外務卿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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