日本歴史地名大系 「外国府間村」の解説 外国府間村そとごうまむら 埼玉県:幸手市外国府間村[現在地名]幸手市外国府間高須賀(たかすか)村を隔てて内国府間(うちごうま)村の北に位置する。島(しま)川と権現堂(ごんげんどう)川の間の沖積地に立地し、東は権現堂川を隔てて下総国元栗橋(もとくりはし)村(現茨城県五霞村)で、同村への渡船場(脇渡場)がある。葛飾郡幸手領に属した(風土記稿)。日光道中が南北に貫通し、村の中ほどに幸手宿と栗橋(くりはし)宿(現栗橋町)間の盛場芭蕉(ばしよう)茶屋がある(天保一〇年「村明細帳控」吉羽家文書)。用水は北側(きたがわ)用水を利用(明和五年「幸手領諸事御用録」葛西用水史)。田園簿では高八四石余(皆畑)で幕府領。元禄八年(一六九五)武蔵国幕府領総検地の一貫として検地が実施され、同一〇年の検地帳(吉羽家文書)の断簡が残る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by