外国貿易比率(読み)がいこくぼうえきひりつ(英語表記)foreign trade ratio

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「外国貿易比率」の意味・わかりやすい解説

外国貿易比率
がいこくぼうえきひりつ
foreign trade ratio

一国の国民経済なか貿易の占める比率。輸入額÷国民総生産 GNP (または国民所得) を輸入依存度といい,その国の輸入需要構造を示し,輸出額÷国民総生産 (または国民所得) を輸出依存度といい,輸出供給構造を表わす。両者を総合した意味で,(輸出額+輸入額)÷国民総生産 (または国民所得) を貿易依存度といい,経済全体がどの程度世界経済と結びついているかを示す指標となる。依存関係を重視するときには,全体の輸出入額ではなく,国内の個々の基幹産業製品や原材料についての海外依存度,つまり (輸入額-輸出額)÷(国内生産額+輸入額-輸出額) や自給率にも注意が必要である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android