日本歴史地名大系 「多古浦」の解説 多古浦たこうら 島根県:八束郡島根町多古浦[現在地名]島根町多古島根半島の最北端に位置し、北・西・東は日本海に面する。南は平田(ひらた)山を界して野波(のなみ)浦。入組んだ海岸部の北端に沖泊(おきどまり)地区があり、多古地区は突き出た岬の南にある。元亀三年(一五七二)五月四日の小早川隆景書状(閥閲録)に「野波之内沖泊」とあり、戦国期には沖泊は野波に含まれていた。正保国絵図には多古浦・沖泊とみえる。万治四年(一六六一)の野波之内多古浦御検地帳では田高五七石余・反別四町六反余、畑高六石余・反別一町二反余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by