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多型性マーカー たけいせいまーかー polymorphic marker

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知恵蔵2015の解説

多型性マーカー

ゲノムのDNAの各所にある目印のこと。その場所の塩基配列(遺伝暗号の並び方)に個人差、すなわち多様性(多型性)が見られる。これらの多型性マーカー親子鑑定や犯罪捜査での個人識別などに利用され、以下のものがある。(1)SNP。(2)VNTR(variable number of tandem repeats)マーカー。7〜40個の塩基の並びが繰り返されていて、この反復回数に個人差がある。(3)マイクロサテライトマーカー。2〜7個の短い塩基の並びが繰り返される。(4)RFLP(restriction fragment length polymorphism:制限酵素断片長多型性)マーカー。特定の塩基配列の部分を切断する酵素(制限酵素)を用いてゲノムDNAを切断すると、塩基配列の個人差のある部分で切断されたり、切断されなかったりする。これらの多型性マーカーを用いると、指紋と同等な正確さで個人を識別できる。この個人識別法をDNA指紋法(DNAフィンガープリント法)と呼び、親子鑑定や犯罪捜査での個人識別にDNA指紋法を用いることをDNA鑑定という。

(川口啓明 科学ジャーナリスト / 菊地昌子 科学ジャーナリスト / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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