塩基配列(読み)えんきはいれつ

百科事典マイペディア「塩基配列」の解説

塩基配列【えんきはいれつ】

核酸を構成する塩基部分の配列。CTGCAG…というふうに略号を並べて表すことが多い(Aはアデニン,Tはチミン,Gはグアニン,Cはシトシンの略号)。核酸は,塩基と糖とリン酸からなる基本単位ヌクレオチドが多数つながった高分子であるが,ヌクレオチドの違いは塩基部分で決まるので,その配列が遺伝情報をも担う。DNAの塩基配列のうち,ある範囲(構造遺伝子部分)は遺伝暗号(コドン)に従ってタンパク質のアミノ酸配列を決めており,それに先立つ一定の範囲(上流の調節領域)は遺伝子発現の調節に関与している。真核生物のDNAでは,構造遺伝子の途中にアミノ酸配列には対応しない塩基配列(イントロン)が多数介在し,また遺伝情報としての意味を見出せない機能不明の塩基配列も大量に存在する。
→関連項目アンチセンスRNA塩基配列決定法

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化学辞典 第2版「塩基配列」の解説

塩基配列
エンキハイレツ
nucleotide sequence

核酸を構成するヌクレオチドの並び方.DNAの場合はA,C,G,T,RNAの場合はA,C,G,Uのそれぞれ4種類のヌクレオチドが適当な順番でつながりポリマーとなっているが,それらの連結順序をさす.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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