多摩湖遺跡群(読み)たまこいせきぐん

日本歴史地名大系 「多摩湖遺跡群」の解説

多摩湖遺跡群
たまこいせきぐん

[現在地名]東大和市多摩湖一―六丁目

狭山丘陵の谷を堰止めて造られた村山貯水池(多摩湖)にある。昭和五〇年(一九七五)に工事のためしも貯水池水抜きが行われたのを機会に、翌五一年湖岸の発掘調査が行われた。湖面に張出した台地や丘陵の三七ヵ所の地点から旧石器時代や縄文時代、平安時代の遺跡をはじめ、近現代の炭焼窯や瓦を焼いたダルマ窯(幕末―明治初頭、第一二遺跡)などが発見された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android