多核多心型都市(読み)たかくたしんがたとし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「多核多心型都市」の意味・わかりやすい解説

多核多心型都市
たかくたしんがたとし

多数の都市核,都心副都心をもつ都市。一極集中型都市と対比する概念。東京都などの大都市においては都市機能が一極に集中し,それを支える都市構造とのバランスが崩れ,さまざまな問題が生じた。1979年,東京都の鈴木俊一知事が,多核多心型都市の概念を取り入れた「マイタウン東京」構想を打ち出した。その後,大都市が目指すべき都市づくりの基本構造を示すキーワードとなった。道路や交通システムは,都心から延びる放射状環状との組み合わせによる同心円形構造ではなく,都心と都市核や副都心とを相互に結ぶ網の目状ネットワーク構造に支えられている。都心に集中しがちな業務機能を,副都心や核となる都市に分散立地させ,道路や軌道系交通システムの交通基盤や情報通信ネットワークを整備することによって,バランスのとれた職住近接都市の形成を目指す。

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