多治比国人(読み)たじひの くにひと

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「多治比国人」の解説

多治比国人 たじひの-くにひと

?-? 奈良時代官吏
出雲守(いずものかみ),播磨(はりまの)守,大宰少弐(だざいのしょうに)を歴任,天平勝宝(てんぴょうしょうほう)3年(751)従四位下にすすむ。のち摂津大夫(だいぶ),遠江(とおとうみの)守となるが,橘奈良麻呂(たちばなの-ならまろ)の変に連座して伊豆(いず)に流された。「万葉集」に長歌1首,短歌3首がみえる。氏は丹比ともかく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

一富士二鷹三茄子

初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...

一富士二鷹三茄子の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android