日本歴史地名大系 「多良見町」の解説 多良見町たらみちよう 長崎県:西彼杵郡多良見町面積:三七・六九平方キロ長崎市の北に位置し、北部は大村湾に臨む。東部は諫早(いさはや)市、西部は長与(ながよ)町に接する。町域の南東部に井樋(いび)ノ尾(お)岳(四〇六・八メートル)、中央部に鎌倉(かまくら)山(三五八・二メートル)、西部に猪見(ししみ)岳(三六三・五メートル)、その北に琴(こと)ノ尾(お)岳(四五一・四メートル)などの山嶺がある。南部から東部へと流れた喜々津(ききつ)川(流路延長五・六六キロ、流域面積一二・三平方キロ)は北に流れを変えて大村湾に注ぐ。同湾には二見瀬(ふたみせ)鼻・小崎(こざき)鼻・黒(くろ)崎・傘瀬(かさぜ)鼻・白岩(しらいわ)鼻などが突き出し、これら小半島・岬に囲まれた入江があり、沖合に竹(たけ)島・鹿(か)島などが浮ぶ。西部より海岸部にかけてJR長崎本線が通り、南東部を国道三四号および長崎自動車道(長崎多良見インターチェンジ)が通る。北西部を国道二〇七号が通るほか、JR線に沿う主要地方道の長崎―多良見線が松(まつ)ノ頭(と)峠を経由している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by