夢の跡(読み)ユメノアト

デジタル大辞泉 「夢の跡」の意味・読み・例文・類語

ゆめあと

夢のように消えうせた所。現実のむなしさをいう。
夏草つはものどもが―」〈奥の細道

ゆめのあと【夢の跡】

大谷句仏句集。昭和10年(1935)刊行

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「夢の跡」の意味・読み・例文・類語

ゆめ【夢】 の 跡(あと)

今となっては夢のようにあとかたも残っていないところ。また、往時はそこにいた人人がいろいろな夢を馳せたであろう古いあと。すべての物事が結局はむなしいということを表わす語。
※俳諧・奥の細道(1693‐94頃)平泉「夏草や兵どもが夢の跡」

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