夢語(読み)ゆめがたり

精選版 日本国語大辞典 「夢語」の意味・読み・例文・類語

ゆめ‐がたり【夢語】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 夢に見たことを、他人に語ること。また、その物語夢物語夢話
    1. [初出の実例]「世心つける女、いかで心なさけあらむ男にあひ得てしがなと思へど、言ひ出でむもたよりなさに、まことならぬ夢がたりをす」(出典:伊勢物語(10C前)六三)
  3. 夢の中で語らうこと。夢の中の物語。夢物語。
  4. 夢のようなはかなく、とりとめもない物語。夢物語。
    1. [初出の実例]「今はいかで、あさましかりし世の夢がたりをだにといそがるる心の、われながらもどかしきになん」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夢浮橋)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む