大丹波村(読み)おおたばむら

日本歴史地名大系 「大丹波村」の解説

大丹波村
おおたばむら

[現在地名]奥多摩町大丹波

小丹波こたば村の北にある。北境の棒ノ折ぼうのおれ(棒ノ嶺)長尾丸ながおまる山などを水源として南流する大丹波川流域の山間の村。集落は同川沿いの平坦地や緩傾斜地に点在する。白髭しらひげ神社蔵銅製鰐口(応永三三年初銘)の延徳二年(一四九〇)一二月日の二次銘にみえる「武州 白髭大明神 杣保 大玉村」は大丹波とされる。田園簿に村名がみえ、高七六石余(皆畑)。元禄郷帳では高一〇三石余。延享四年(一七四七)の村明細帳(福島家文書)によると、高一〇三石余・畑三一町五反余、家数六八・人数三一四、馬二八。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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