大乗会(読み)だいじょうえ

精選版 日本国語大辞典 「大乗会」の意味・読み・例文・類語

だいじょう‐え ‥ヱ【大乗会】

〘名〙 平安時代、承暦二年(一〇七八)以来毎年一〇月、京都法勝寺(ほっしょうじ)で行なわれた大乗経講讚の法会円宗寺法華会とともに北京二会といい、それに最勝会を加えて天台三会ともいう。法勝寺大乗会。
扶桑略記(12C初)承暦二年一〇月三日「於法勝寺大乗会、天台三会中其一会也」

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デジタル大辞泉 「大乗会」の意味・読み・例文・類語

だいじょう‐え〔‐ヱ〕【大乗会】

三会の一。五部の大乗経を講説賛嘆する法会。承暦3年(1079)に始まり、毎年10月に京都法勝寺で行われる。

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