コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

最勝会 サイショウエ

5件 の用語解説(最勝会の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

さいしょう‐え〔‐ヱ〕【最勝会】

国家の平安を祈って行われる金光明(こんこうみょう)最勝王経を講ずる法会。薬師寺では、3月7日から7日間行われる。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

最勝会【さいしょうえ】

仏教の法会の一つ。金光明最勝王経金光明経)を講説して天下泰平,鎮護国家を祈る。持統天皇の693年宮中で開催されたのが初め。830年3月薬師寺で行われて以来,毎年3月7日〜13日の7日間,勅命で営まれた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

さいしょうえ【最勝会】

《金光明最勝王経(最勝王経)》を講賛して教学の興隆を図るとともに,国家安穏と天皇の無事息災を祈願する法会。著名なものに毎年正月8日から14日の7日間にわたって行われた宮中大極殿の最勝会がある。これは宮中最勝会とか御斎会(みさいえ)と称せられ,《初例抄》では766年(天平神護2)より恒例化し,宮中での年中行事中,第一の大会といわれた。また薬師寺の最勝会は830年(天長7)6月薬師寺仲継の発議により当寺の教学興隆に資するため,檀主直世王の上奏により始められた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

さいしょうえ【最勝会】

「金光明最勝王経」を講じて鎮護国家を祈る法会。奈良の薬師寺・京都の円宗寺で行なった。 → 三会さんえ

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

最勝会
さいしょうえ

3月7日~13日の7日間、勅使(ちょくし)を迎え、護国の経典『金光明最勝王経(こんこうみょうさいしょうおうきょう)』を講じ、国家の繁栄と皇室の安泰を祈る法会(ほうえ)。宮中で正月8日~14日に行われた最勝会は御斎会(ごさいえ)週いわれ、768年(神護景雲2)に始まり、802年(延暦21)最勝会と維摩会(ゆいまえ)に六宗を請(しょう)じた。現在3月に行われる最勝会は830年(天長7)奈良薬師寺で始修。それは、興福寺維摩会、宮中御斎会(ごさいえ)とともに南京三会(なんきょうさんえ)と称され、三会を成し遂げた講師は僧綱(そうごう)に任ぜられる盛儀であった。1082年(永保2)京都円宗寺でも最勝会を催し、同寺の法華会(ほっけえ)、法勝寺(ほっしょうじ)の大乗会(だいじょうえ)とともに北京(ほっきょう)三会と称され、延暦寺(えんりゃくじ)と園城寺(おんじょうじ)で隔年に営まれた。北京三会ではまず僧綱に任じてから、三会の講師を勤めた。[西山蕗子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の最勝会の言及

【法会】より

…日本では598年(推古6)4月に聖徳太子が,諸王・豪族を集めて法華・勝鬘(しようまん)の2経の講義を行ったことが知られ,仏教の興隆流布とともに各種の法会が催された。経論の主旨を究明しようとした維摩(ゆいま)会最勝会,唯識会,俱舎(くしや)会,華厳会,法華会をはじめ,国家の安泰を祈る仁王(にんのう)会,大般若会や,釈迦の入滅を追慕し報恩の意を表す涅槃(ねはん)会は,やがて一宗一寺の祖師信仰と結びついて,祖師の御影(みえ)像や堂を造って忌日に法事を行うにいたった。中世には祖先の追善冥福を祈る法会も一般化し,ときに斎(とき)(食事)の席を設けるなどして今日に至っている。…

※「最勝会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

最勝会の関連キーワード国分寺三部経修正会掠む金光明最勝王経最勝最勝王経最勝講願暁明一

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

最勝会の関連情報