大仏館跡(読み)だいぶつだてあと

日本歴史地名大系 「大仏館跡」の解説

大仏館跡
だいぶつだてあと

[現在地名]八戸市尻内町 大仏館

大仏集落南西に接する丘陵地の末端に位置する。集落との比高約二五メートル。別名尻内しりうち館。

建武元年(一三三四)の南部師行宛多田貞綱書状(遠野南部文書)によれば同年工藤四郎左衛門入道の子工藤左衛門次郎が「八戸上尻打」を領しているので、当館は工藤氏の居館であったとみられる。永禄(一五五八―七〇)頃大仏村は櫛引氏の所領とされていたが、元亀二年(一五七一)の戦いにより根城南部氏に奪われ、根城南部氏は櫛引氏への備えとして尻内館に中館宮内少輔政直を配置したという(「南部八戸家系」南部家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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