日本歴史地名大系 「大八幡庄」の解説 大八幡庄おおばつたのしよう 山梨県:北巨摩郡長坂町大八幡庄現小淵沢(こぶちさわ)町小淵沢の北野(きたの)天神社蔵の応永一九年(一四一二)九月二五日奉納の鰐口銘に「甲州大八幡庄山宮天神」とある。大八田(おおばつた)が遺称地とされ、庄域は同所など長坂町一帯、および松向(しようこう)・笹尾(ささお)・小淵沢の小淵沢町域に比定されている(甲斐国志)。一方、建武四年(一三三七)三月七日付の足利直義安堵下文写(諸家文書)には逸見(へみ)庄内の地名として上大八田村・下大八田村があげられ、「武田家日坏帳」にも元亀二年(一五七一)次に逸見庄大八田がみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by